インビザライン矯正中に、
「マウスピースをなくしてしまった!」
「外食先で捨ててしまったかも…」
と焦った経験はありませんか?
マウスピース矯正は取り外しができる反面、
紛失のリスクがあることも事実です。
しかし、慌てて自己判断すると、
治療の遅れや後戻りにつながる可能性があります。
この記事では、
- マウスピースを1枚紛失したときの正しい対応
- やってはいけないNG行動
- 治療への影響
- 紛失を防ぐポイント
を、矯正歯科の視点からわかりやすく解説します。
マウスピースを紛失したときに考えられる対応パターン
歯の動き具合や治療段階によって、
歯科医師は以下のような判断をします。

① ひとつ前のマウスピースを装着する
✔ 最も多い対応
もし、
- 前のマウスピースを保管している
- 歯がまだ大きく動いていない
場合は、
ひとつ前のマウスピースを装着して待機することがあります。
これは、
歯の後戻りを防ぐためにとても重要です。
② 次のマウスピースへ進む
以下の条件がそろえば、
次のマウスピースへ進む判断をすることもあります。
- 予定より装着時間を十分守れていた
- すでに歯が次の段階に近い状態
- 適合に問題がない
⚠️一枚分飛ばしているので、装着した2〜3日は全体的にフワッとするような違和感や痛みがあることが多いです。ですが、装着時間を長くし使用してただければ問題なく治療を進めていけます。
③ 再製作(作り直し)を行う
- 紛失したマウスピースが重要な段階だった
- 前後のマウスピースが合わない
- 歯の位置がずれてしまった
このような場合は、
マウスピースの再製作が必要になることもあります。
この場合、
✔ 治療期間が延びる
✔ 追加費用がかかる可能性
があります。
⚠️当院では再製作の場合に追加料金は一切発生しません。調節料のみで再製作が可能です。
やってはいけないNG行動
マウスピースを紛失した際、
以下の行動は避けましょう。
❌ 何も装着せずに数日過ごす
❌ 自己判断でどんどん次に進める
❌ 合わないマウスピースを無理に装着する
歯は想像以上に元の位置へ戻ろうとする力が強いため、
短期間でも後戻りが起こる可能性があります。
インビザライン矯正中に紛失しやすい場面

- 外食時におしに包んで置いた
- 学校・職場で外したまま忘れた
- ティッシュに包んで捨ててしまった
- ペットに噛まれた
特におしぼり・ティッシュは要注意です、、
マウスピース紛失を防ぐための対策

① 必ず専用ケースに入れる
外したら即ケースへ。
「一瞬だから」は紛失の原因になります。
② 外した場所を決める
- 食事前にケースを机の上へ出す
- バッグの同じポケットに入れる
習慣化が大切です。
③ 使い終わったマウスピースも保管する
前後のマウスピースは、
念のため一定期間保管しておくと安心です。
矯正を成功させるために大切なこと
インビザライン矯正は、
- 装着時間(1日20〜22時間)
- マウスピース管理
が治療成功のカギです。
紛失は誰にでも起こり得ますが、
正しい対応をすれば大きな問題にならないケースがほとんどです。
まとめ|紛失しても慌てず、まず歯科医院へ相談を
インビザライン矯正で
マウスピースを1枚紛失してしまった場合、
✔ 自己判断しない
✔ すぐ歯科医院へ連絡
✔ 指示があるまで何かしら装着する
これが最も大切なポイントです。
不安なことがあれば、遠慮せず歯科医院に相談しましょう。
参考文献
- Invisalign公式サイト「患者様向けガイド」
- 日本矯正歯科学会「マウスピース型矯正装置について」
- Proffit WR. Contemporary Orthodontics.