マウスピース矯正は上下で進行の差があっても大丈夫?|名古屋駅から10分の矯正歯科|名古屋西矯正歯科クリニック

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マウスピース矯正は上下で進行の差があっても大丈夫?

治療が遅れているように見える理由と注意点

「マウスピース矯正をしているけれど、上の歯は順調なのに下の歯があまり動いていない気がする」
「上下で治療の進み具合に差があって、このままでいいの?」

マウスピース矯正中の患者さんから、とてもよくある不安です。

 

結論から言うと、
 マウスピース矯正では、上下で進行の差が出ることは珍しくありません
多くの場合、治療計画どおりであれば問題ありません

 

この記事では、

  • なぜ上下で進行の差が出るのか
  • 差があっても問題ないケース
  • 注意すべきサイン
  • 安心して治療を続けるためのポイント

を患者さん向けに解説します。

 


 

 

なぜ上下で進行差が出ることがあるのか?

インビザライン

 

① 歯の動かしやすさが上下で違う

歯はすべて同じスピードで動くわけではありません。

  • 下の歯は骨が硬く、動きにくい
  • 歯の根の形や長さが違う
  • 歯の本数やガタつきの程度が違う

そのため、上の歯の方が先に整って見えることはよくあります。

 

 

② もともとの歯並びの難易度が違う

上下で

  • ガタガタの程度
  • 抜歯の有無
  • 歯を動かす距離

が違えば、当然進行スピードも変わります。

「下の歯だけ時間がかかる」というのは、決して異常ではありません

 

 

③ 噛み合わせを考慮して調整している

矯正治療のゴールは「歯並び」だけでなく、正しい噛み合わせです。

そのため、

  • 片方をあえてゆっくり進める
  • 最終段階で上下を合わせる

といった計画的な進行差をつけることがあります。

 

 

④ マウスピースの使用時間の影響

マウスピース矯正は、
1日20〜22時間以上の装着がとても重要です。

  • 食事後につけ忘れる
  • 下だけ浮きやすい
  • チューイーを使っていない

などがあると、下顎だけ遅れることもあります。

 

 


 

 

上下で進行の差があっても問題ないケース

以下の場合は、基本的に心配いりません

  • 担当医から「予定通り」と説明されている
  • マウスピースがしっかりフィットしている
  • 強い痛みや違和感がない
  • 定期チェックで問題を指摘されていない

見た目の変化に差があっても、治療全体としては順調なことが多いです。

 

 

 

注意が必要なケース

 

一方で、次のような場合は早めに相談しましょう。

  • マウスピースが明らかに浮いている
  • 新しいマウスピースが入らない
  • 下の歯だけ痛みや違和感が強い
  • 指示どおり使っているのに全く動かない

 

この場合、

  • 追加アタッチメント
  • マウスピースの作り直し(リファインメント)

が必要になることもあります。

 

 

 

上下の進行差を減らすためにできること

 

✔ 装着時間を必ず守る

特に下顎はサボりが影響しやすいです。

✔ チューイーをしっかり使う

1日数回、上下均等に噛むことが大切です。

✔ 違和感は我慢せず相談する

早めの調整が、治療期間短縮につながります。

 

 


 

 

まとめ|上下で進行差があっても多くは問題なし

 

マウスピース矯正で上下の進行に差が出るのはよくあることです。
多くの場合、治療計画の範囲内であり、心配しすぎる必要はありません。

ただし、

  • フィットしない
  • 明らかに遅れている
  • 不安が続く

場合は、自己判断せず歯科医に相談しましょう。

安心して治療を進めるためには、
「計画どおりかどうか」を確認することが一番の近道です。

 

 


 

 

 

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参考文献

  1. 日本矯正歯科学会
     「矯正歯科治療の基礎知識」
  2. Proffit WR, Fields HW, Sarver DM.
     Contemporary Orthodontics, 6th Edition, Elsevier.
  3. Align Technology, Inc.
     Invisalign Clinical Protocols and Biomechanics Guidelines.
  4. 厚生労働省 e-ヘルスネット
     「歯並び・咬合と口腔機能」
  5. Kravitz ND, Kusnoto B.
     Influence of compliance on orthodontic tooth movement with clear aligners.
     Journal of Clinical Orthodontics.