ワイヤー矯正をしていると、ブラケットやワイヤーで口の中が傷ついたり、口内炎ができやすくなることがあります。
そんなときに便利なのが、歯科用ワックスです。
- 「歯に付けるってどうやるの?」
- 「1日に何回交換すればいいの?」
- 「食事や歯磨きのときはどうすればいい?」
など、疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、歯科用ワックスの正しい使い方やポイント、注意点をわかりやすく解説します。
歯科用ワックスとは?

歯科用ワックスは、矯正装置で口内の粘膜が擦れる部分を保護するための柔らかいワックスです。
- ブラケットやワイヤーが頬の内側や唇に当たる痛みを緩和
- 口内炎や傷の悪化を防ぐ
- 装置の摩擦による不快感を軽減
ワックスは無味・無臭で安全に使用でき、矯正中の生活の質を向上させてくれます。
歯科用ワックスの使用方法

① 手を清潔にする
使用前に必ず手を洗い、清潔な状態で扱うことが大切です。
唾液や汚れがついた手で触ると、口内炎や感染の原因になります。
② 適量を取り、丸める
- ワックスを少量を取り、指先で丸めます
- 小さく丸めることでブラケットにぴったりフィットし、外れにくくなります
③ 痛い箇所に貼る
- ブラケットやワイヤーの角にやさしく押し当てる
- 表面を滑らかに整え、口の中の粘膜に触れないようにします
- ワックスは装置に密着させるのがコツ
④ 食事・歯磨きのとき
- 食事中は外すか、柔らかいものならつけたままでも大丈夫
- 歯磨きの前に外して清潔にし、再度新しいワックスをつけるのがベスト
⑤ 交換の目安
- 1日1〜数回、汚れたら交換
- 長時間同じワックスをつけていると衛生的に悪く、効果も落ちます
歯科用ワックス使用時の注意点
- 大量に使わない
- 過剰に付けると外れやすく、違和感の原因になります
- 唾液で溶けやすい
- 舌で触らないようにすると長持ちします
- 痛みが強い場合は無理に使用しない
- 歯科医院でワイヤー調整や痛みの原因チェックを受けましょう
- 小さな子どもは誤飲に注意
- 特に小学生以下は親が管理するのがおすすめです
歯科用ワックスの便利な使い方
- 寝る前に貼る
→ 就寝中の摩擦を防ぎ、口内炎の悪化を防ぐ - 新しいワイヤー装着後に使う
→ 初めて装置に触れるときの痛みを和らげる - 外出時の応急処置として持ち歩く
→ 急にワイヤーが当たったときにすぐ使える
まとめ
ワイヤー矯正中の口内の不快感や痛みは、歯科用ワックスを上手に使うことで大幅に軽減できます。
ポイントは以下の通りです:
- 手を清潔にして少量を丸めて装着
- 汚れたらこまめに交換
- 食事や歯磨きの際には外す
- 強い痛みがある場合は自己判断せず歯科医院へ
正しく使えば、矯正治療中の生活の質が格段に向上します。
当院では歯科用ワックスを無料で配布しております。
必要な方はお気軽にスタッフへお声がけください♀️
参考文献
- Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics, Elsevier.
- 日本矯正歯科学会「矯正装置と口腔ケア」
- Graber TM, Vanarsdall RL, Vig KW. Orthodontics: Current Principles and Techniques, Elsevier.
- Align Technology, Inc. 「Invisalign & Orthodontic Wax Guidelines」