〜実際に多い声をもとに解説〜
「学生のうちに矯正をしたほうがいいですか?」
これは矯正相談で本当によく聞かれる質問です。
結論から言うと、
学生のうちに矯正してよかったと感じる人は多い一方で、
「思っていたより大変だった」という声も、正直あります。
今回は、実際によく聞く
よかった点・大変だった点を、両方お伝えします。
学生のうちに矯正してよかったこと
① 歯が動きやすく、治療がスムーズ
成長期〜若年層は、骨の代謝が活発なため、
歯が比較的スムーズに動く傾向があります。
・計画通りに進みやすい
・微調整が少なく済む
といったメリットがあり、結果的に治療が長引きにくいケースも多いです。
② 学校生活で「慣れるのが早い」

最初は
「見た目が気になる」
「友だちに何か言われるか不安」
という声もありますが、実際は
・数日〜数週間で周囲も本人も慣れる
・思ったほど気にされない
というケースがほとんどです。
「社会人になってからより、学生のうちでよかった」という声は非常に多いです。
③ 就職・成人式・結婚式に間に合う

学生のうちに矯正を始めることで、
・就職活動
・成人式
・社会人デビュー
などのタイミングで、
歯並びのコンプレックスが軽減されているというメリットがあります。
見た目だけでなく、
「口元を気にせず笑えるようになった」という心理的変化も大きいポイントです。
④ 保護者のサポートを受けやすい
通院の付き添い、費用面、生活管理など、
学生のうちは保護者のサポートを受けやすい時期です。
特に
・装置の管理
・生活リズム
の面では、治療が安定しやすくなります。
学生のうちに矯正して大変だったこと
① 最初の痛み・違和感
矯正を始めた直後は
・歯が浮く感じ
・噛むと痛い
と感じることがあります。
テスト期間や部活の大会と重なると、
「タイミング的にきつかった」という声もあります。
ただし、多くの場合数日〜1週間程度で落ち着くことがほとんどです。
② 食事の制限がつらい
・硬いもの
・粘着性のあるお菓子
これらを我慢する必要があり、
特に友だちとの食事で不便を感じることがあります。
「お昼ごはんが食べにくかった」
という声は、学生矯正あるあるです。
③ 歯みがきが大変

ワイヤー矯正では特に、
・歯みがきに時間がかかる
・磨き残しを注意される
と感じやすいです。
最初は面倒でも、
ここをサボると虫歯や歯肉炎につながるため、
習慣化できるかどうかが大事なポイントになります。
④ 自己管理が必要
マウスピース矯正の場合、
・装着時間を守る
・なくさない
といった自己管理が求められます。
「つい外したまま忘れた」
ということが続くと、治療が長引く原因になります。
学生矯正で後悔しにくくするために
学生のうちの矯正を成功させるポイントは、
無理をしない計画です。
・学校行事の時期を考慮する
・部活や受験とのバランスを取る
・完璧を求めすぎない
これらを事前に相談できる矯正歯科を選ぶことで、
「思っていたより大変だった」という後悔はかなり減らせます。
まとめ
学生のうちの矯正は、
✔ 歯が動きやすい
✔ 生活に馴染みやすい
✔ 将来の自信につながる
という大きなメリットがあります。
一方で、
✔ 痛み
✔ 食事
✔ 自己管理
といった大変さもあります。
大切なのは
「いつ始めるか」より
「自分の生活に合った方法で進めること」。
気になる方は、
「今すぐ始めるべきかどうか」も含めて、
一度相談してみるのがおすすめです。
参考文献
-
Proffit WR, Fields HW, Larson B, Sarver DM.
Contemporary Orthodontics. Elsevier -
Graber LW, Vanarsdall RL, Vig KWL.
Orthodontics: Current Principles and Techniques. Elsevier -
Bishara SE.
“Treatment timing in orthodontics.”
American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics. -
Tulloch JF, Proffit WR, Phillips C.
“Outcomes of early orthodontic treatment.”
American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics. -
日本矯正歯科学会 編
「矯正歯科治療ガイドライン」