〜始める前に知っておきたいリアルな話〜
マウスピース矯正は
「目立たない」「取り外せる」「痛みが少ない」
といったメリットがよく知られています。
実際、選んでよかったと感じる方も多い治療法です。
ただし、相談や治療中によく聞くのが
「思っていたより地味につらい…」という声。
今回は、
大きなデメリットではないけれど、地味に効いてくるポイントを
正直にお伝えします。
① 毎日の「つけ外し」が意外と面倒

マウスピース矯正は、
食事や歯みがきのたびに必ず外す必要があります。
1日3食+間食+飲み物
となると、
「今日は何回外したんだろう…」と感じる方も少なくありません。
特に
・忙しい日
・外食が続く日
・仕事や学校が立て込んでいる時
は、管理そのものがストレスになることがあります。
② 「ちょっと飲む」ができない
水以外の飲み物は、基本的に
マウスピースを外してから飲む必要があります。
・コーヒー
・お酒
・ジュース
・牛乳
「一口だけ」ができないため、
仕事中・授業中に不便を感じやすいポイントです。
お茶などはそのまま飲んでいただいても正直問題はありませんが、マウスピースがどうしても着色してしまうため気になる方は外してください。
お酒やジュースなどは虫歯の原因になるため、外して飲むようにしましょう。
③ しゃべりにくさ・違和感
装着初期は、
・発音しづらい
・唾液が増える
・口の中が狭く感じる
といった違和感が出ることがあります。
ほとんどの場合、
数日〜1週間程度で慣れるのですが、
接客業・プレゼン・発表が多い方は
「最初は地味につらかった」と感じやすいです。
④ アタッチメントが思ったより存在感ある

歯の表面につける
アタッチメント(小さな突起)
「マウスピースより目立たないと思っていたけど、
意外と気になる」という声は少なくありません。
・光の当たり方
・歯の位置
によってはワイヤー矯正ほどではないものの、少し気になる場合も。
完全に気づかれないわけではないのが現実です。
⑤ 自己管理が100%必要
マウスピース矯正は歯科医師が動かす治療ではなく、患者さん自身が進める治療でもあります。
・装着時間を守る
・なくさない
・決められた順番で交換する
これが守れないと、
歯が予定通り動かず
「アライナー追加」「治療期間延長」につながります。
「自分に甘いと地味につらくなる」
というのは、かなりリアルな話です。
⑥ 外出先での歯みがき問題

外したら、基本的に
歯みがきしてから再装着が理想です。
・学校
・職場
・外食先
で、
「毎回歯みがきする場所がない」
「タイミングを逃す」
というストレスを感じる方もいます。
⑦ 途中でモチベーションが下がる
マウスピース矯正は、
大きな痛みや装着している装置の存在感が少ない分、「ちゃんと進んでいる実感」が薄いことがあります。
・見た目の変化がゆっくり
・誰にも気づかれない
その結果、
中だるみしやすいという落とし穴があります。
それでもマウスピース矯正が向いている人
こうした「地味につらいところ」があっても、マウスピース矯正がとても向いている方もいます
・自己管理が得意
・生活リズムが安定している
・見た目の優先度が高い
逆に
「ズボラ」「外食が多い」「管理が苦手」
という方は、
他の方法も含めて相談するのがおすすめです。
まとめ
マウスピース矯正のつらさは、
激痛や大きな制限ではなく、
日常の小さな手間の積み重ねです。
だからこそ、
始める前に知っておくことで
「こんなはずじゃなかった」という後悔は防げます。
大切なのは、
「流行っているから」ではなく
自分の生活に合っているかどうか。
それを一緒に考えてくれる矯正歯科を選ぶことが、
いちばんの近道です。
当院ではその方に合った治療法を提案いたします!か
お気軽にご連絡ください( ^ω^ )
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参考文献
-
Proffit WR, Fields HW, Larson B, Sarver DM.
Contemporary Orthodontics. Elsevier -
Graber LW, Vanarsdall RL, Vig KWL.
Orthodontics: Current Principles and Techniques. Elsevier -
Kravitz ND, Kusnoto B.
“Risks and limitations of orthodontic treatment with clear aligners.”
Seminars in Orthodontics. -
Papadimitriou A, Mousoulea S, Gkantidis N, Kloukos D.
“Clinical effectiveness of Invisalign orthodontic treatment.”
Progress in Orthodontics. -
日本矯正歯科学会 編
「矯正歯科治療ガイドライン」