矯正すると本当に横顔は変わる?|名古屋駅から10分の矯正歯科|名古屋西矯正歯科クリニック

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矯正すると本当に横顔は変わる?

矯正相談で非常に多い質問のひとつが、

「矯正したら横顔は変わりますか?」

というものです。

結論から言うと、変わる場合があります。
ただし、すべてのケースで劇的に変化するわけではありません。

横顔の変化は、

  • 歯の位置

  • 唇の位置

  • 顎の位置

  • 骨格のタイプ

  • 抜歯の有無

によって大きく異なります。

今回は、矯正と横顔の関係をできるだけわかりやすく整理します。


横顔の基準「Eライン」とは?

横顔の話になると必ず出てくるのが
Eライン です。

これは鼻先と顎先を結んだラインのことで、
このラインに対して唇がどの位置にあるかを見る指標です。

一般的に、

  • 唇がラインより前に大きく出ている → 口元が突出して見える

  • ラインのやや内側にある → バランスが良い

と評価されることが多いです。

ただし、Eラインはあくまで目安であり、人種や骨格によって理想値は異なります。


横顔が変わる主なパターン

① 出っ歯(上顎前突)のケース

前歯が前方に傾いていると、唇も前に押し出されます。

矯正で前歯を後方に移動させると、

  • 口元の突出感が減る

  • 横顔がすっきりする

  • 口が閉じやすくなる

といった変化が起こることがあります。

特に抜歯を伴う矯正では、口元の位置が変化しやすい傾向があります。


② 受け口(下顎前突)のケース

骨格的な受け口の場合、歯の移動だけでは横顔の改善が限定的なことがあります。

外科的矯正(顎矯正手術)を伴う場合は、顎の位置自体が変わるため、横顔は大きく変化します。


③ 口ゴボ(上下顎前突)

上下ともに前歯が前方に出ている場合、横顔に丸みが出やすくなります。

このタイプは矯正によって口元が後退し、フェイスラインが引き締まって見えることがあります。


「抜歯すると口元が下がりすぎる」は本当?

インターネット上でよく見かけるのが、

「抜歯矯正をすると老ける」
「口元が下がりすぎる」

という意見です。

実際には、

  • もともとの口元の突出量

  • 骨格バランス

  • 治療計画

  • アンカレッジコントロール

によって結果は大きく異なります。

適切な診断のもとで行われた治療で、極端に不自然な横顔になることは一般的ではありません。

重要なのは、「抜歯=横顔が悪くなる」という単純な図式ではないという点です。


マウスピース矯正でも横顔は変わる?

マウスピース型矯正装置、例えば
インビザライン
などでも、歯を後方へ移動させる治療は可能です。

ただし、

  • 大きな骨格変化

  • 顎の前後的な位置異常

については、歯の移動だけでは限界があります。

横顔の変化の程度は、症例ごとに異なります。


横顔は「歯」だけで決まらない

横顔を構成する要素は、

  • 鼻の高さ

  • 顎の大きさ

  • 顔全体の骨格

  • 軟組織の厚み

  • 加齢変化

など多岐にわたります。

矯正治療で変えられるのは、主に「歯の位置」とそれに伴う「唇の位置」です。

鼻や顎の形そのものを変えるわけではありません。


ですが、抜歯を行うことで歯の位置が変わるとここまで口元の変化があります

《治療前》



《治療後》





横顔を重視するなら大切なこと

横顔を気にされる方は、

  • 抜歯の有無

  • どれくらい口元を下げたいか

  • どこまで変化を希望するか

を事前にしっかり相談することが重要です。

矯正治療は見た目だけでなく、

  • 噛み合わせ

  • 機能

  • 長期安定性

とのバランスを取る医療です。

横顔だけを優先すると、機能面に無理が生じる可能性もあります。


まとめ

矯正で横顔は変わる可能性があります。

特に、

  • 出っ歯

  • 口ゴボ

  • 口元の突出感

があるケースでは、口元がすっきりすることが多いです。

しかし、

  • 骨格そのものの問題

  • 鼻や顎の形状

までは大きく変えられません。

大切なのは、「どの程度の変化が現実的か」を事前に理解することです。

横顔が気になる方は、単に「きれいになりますか?」ではなく、

「どのくらい変わる可能性がありますか?」と具体的に相談してみることをおすすめします。

無料カウンセリングにてお気軽にご相談ください☺︎

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参考文献

  1. 日本矯正歯科学会 編『歯科矯正学 第6版』医歯薬出版

  2. Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics. 6th ed. Elsevier.

  3. Ricketts RM. “Esthetics, environment, and the law of lip relation.” American Journal of Orthodontics.

  4. Arnett GW, Bergman RT. “Facial keys to orthodontic diagnosis and treatment planning.” American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics.

  5. 石川梧朗 ほか『歯科矯正学』永末書店