【矯正治療を始めてから顎がカクカク鳴る?】顎関節症と矯正の関係を解説|名古屋駅から10分の矯正歯科|名古屋西矯正歯科クリニック

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【矯正治療を始めてから顎がカクカク鳴る?】顎関節症と矯正の関係を解説

「矯正を始めてから、顎がカクカク鳴るようになった」
「口を開けると音がする」「顎が痛い」

こうした症状は、矯正中の患者さんからよく寄せられるお悩みです。
「もしかして矯正が原因なのでは…?」と心配になる方も多いでしょう。

結論から言うと、顎関節の“カクカク音”は必ずしも矯正が悪いわけではありません。
ただし、矯正治療の過程で顎関節のバランスが変化し、一時的に音が出るケースもあります。

この記事では、

  • 顎の「カクカク音」が起こる仕組み
  • 矯正との関係
  • 放置していい症状と注意が必要な症状
  • 対処法と予防のポイント

を歯科的な視点から詳しく解説します。


👂 顎の「カクカク音」はなぜ起こるのか?

顎関節は、下顎の骨と側頭骨の間にある「関節円板」という軟骨のクッションで滑らかに動いています。

しかし、何らかの原因でその円板がズレると、
開口時に「カクッ」と音が鳴ることがあります。」

🔹 主な原因

  • 食いしばりや歯ぎしり
  • 片側で噛む癖
  • 姿勢の悪さ(猫背・ストレートネック)
  • 噛み合わせの不均衡
  • ストレスによる筋緊張

このような要因で顎関節の動きが乱れると、「カクカク音」が発生します。

🦷 矯正治療と顎関節症の関係

矯正によって歯や噛み合わせが変化すると、顎の位置にも少なからず影響が出ます。

🔸 矯正で顎が鳴るようになる原因の一例

原因内容
噛み合わせの変化矯正中は歯の位置が一時的に不安定になり、顎の動きがズレる
筋肉バランスの変化咀嚼筋(こうじょくきん)の使い方が変わり、筋肉が緊張する
顎の動きの適応新しい噛み合わせに慣れる過程で、一時的にクリック音が出る
食いしばり矯正装置による違和感やストレスで無意識に力が入る

つまり、矯正が直接の原因というよりも、「噛み合わせが変化する過程で顎関節が一時的に反応している」ということが多いのです。


⚠️ 放置してよいケース・注意が必要なケース

✅ 放置しても問題ないケース

  • 音はするが痛みがない
  • 口の開閉がスムーズにできる
  • クリック音が一時的に出て、その後落ち着く

この場合は、顎が新しい噛み合わせに慣れる途中の可能性が高いです。
ほとんどのケースでは数週間〜数か月で自然に落ち着きます。

🚨 注意が必要なケース

次のような症状がある場合は、顎関節症に進行している可能性があります。

  • 顎の痛み・耳の前あたりがズキズキする
  • 口が大きく開かない(開口障害)
  • 音とともに違和感・引っかかりを感じる
  • 朝起きたとき顎がだるい・こわばる

こうした症状がある場合は、早めに担当の矯正歯科または顎関節症専門医に相談しましょう。


顎が鳴るときにできるセルフケア

① 顎に過度な力をかけない

大きなあくび・硬い食べ物・ガムなど、顎に負担をかける動作は控えましょう。
食事は左右均等に噛むことが大切です。

② 食いしばりを意識的に減らす

日中、無意識に歯を噛み締めていないかチェック。
「上下の歯は1〜2mm離れているのが正常」です。
寝ている間の食いしばりが強い場合は、ナイトガード(マウスピース)を使用すると安心です。

③ 姿勢を整える

猫背や前傾姿勢は顎関節に負担をかけます。
パソコン・スマホ使用時は、背筋を伸ばし、頭を前に出しすぎないように意識しましょう。

④ 顎周りを温めて筋肉を緩める

顎の横(耳の前あたり)に温かいタオルを当てると、
筋肉の緊張がほぐれて痛みが軽減します。
ただし、急性の炎症(ズキズキ痛む)場合は冷やす方が良いこともあるため、
医師に確認しましょう。


👩‍⚕️ 矯正中に顎の音が出てしまったら?

  1. まず担当医に相談しましょう。
    矯正力やゴムの方向、噛み合わせの調整で改善することもあります。
  2. 症状の経過を記録する。
    「いつから音が出るようになったか」「痛みがあるか」「口が開きにくいか」などをメモして伝えると診断がスムーズです。
  3. 必要に応じて顎関節専門医へ紹介。
    MRIなどの検査で関節円板の状態を確認する場合もあります。

まとめ|矯正と顎のカクカク音は「経過の一部」のことも

矯正中に顎が鳴ることは、決して珍しいことではありません。
多くの場合、噛み合わせの変化や筋肉の緊張に伴う一時的な症状で、
治療の進行とともに改善していきます。

ただし、痛み・開かない・引っかかるなどの症状があるときは、
早めの相談が安心です。

焦らず、医師と連携しながら安全に治療を進めましょう。


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参考文献

  1. American Association of Orthodontists (AAO). Orthodontics and Temporomandibular Disorders. 2023.
  2. Okeson JP. Management of Temporomandibular Disorders and Occlusion, 8th Edition. Elsevier, 2020.
  3. 日本顎関節学会「顎関節症の診断と治療ガイドライン」(2022)
  4. 日本矯正歯科学会「矯正治療と顎関節の関係」(2023)