こんにちは名古屋西矯正歯科クリニックです^^
今回は先天性欠如歯の矯正治療症例のご紹介です。
先天性欠如歯とは、生まれつき歯がない状態のことを指します。10人に1人の割合で起こるものと言われており、決して珍しいものではありません。
原因は明らかにはなっておらず、遺伝や妊娠中の栄養欠如や薬物の副作用などが考えられています。
歯が足りないということは、歯並びにも影響が出るということです。噛み合わせがずれてしまったり、見た目に影響が出てしまったりすることがあります。
インビザライン治療症例
まず、インビザラインにて治療を行った症例のご紹介です。
右下2番の歯が先欠で、前歯の出た感じを治したいという主訴でご来院されました・
もともと1本足らないので、非抜歯で治療を行いました。
歯の本数が上下で違うので、上下の中心を揃えることは難しいですが、約1年半の治療期間でここまで綺麗な噛み合わせになりました。
先天性欠如歯がある場合の矯正治療の進め方
先天性欠如歯がある場合、矯正治療の方法は通常の矯正とは少し異なります。治療の進め方としては、以下の点を考慮して治療計画を立てます。
b. 欠如部分にスペースを確保する
欠如歯があると、隣の歯がその部分に移動してきたり、歯が抜けたままで隙間が空いてしまったりすることがあります。この場合、歯を動かして欠如部分にスペースを作り、後でインプラントやブリッジを取り付けるための準備をします。矯正治療によって隙間が正確に確保されると、欠如部分に適切な治療が施しやすくなります。
a. 欠如歯の代替方法を選択
欠如歯の代わりに、インプラント、ブリッジ、または部分入れ歯などの方法で補うことができます。インプラントは、歯がまったく生えていない場合でも、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付ける方法です。ブリッジは、欠如部分に隣接する歯を使って、人工歯を固定する方法です。
今回ご紹介した治療症例では、先欠部分はスペース確保はせず、そのままスペースを埋め並べる治療方法でしたが、上記のように欠如部分にインプラントやブリッジを入れ歯列を完成させる方もいらっしゃります。
先天性欠如歯がある場合でも、適切な矯正治療を行うことで、見た目や機能を改善することができます。矯正治療により噛み合わせが改善、安定すると健康な歯を守っていくことができます。また、噛み合わせが安定すると、発音などの機能も改善されることがあるため、メリットが多いのが利点です。
もし自分の歯並びや噛み合わせに悩んでいる場合は、早めに歯科医院で相談しましょう!
当院では無料カウンセリングを行っています。下記LINEよりご予約がお取りいただけます。ご連絡お待ちしております。
参考文献
- Graber, T. M., & Vanarsdall, R. L. (2017). “Orthodontics: Current Principles and Techniques” (6th ed.).
矯正治療の基本的な理論と方法に加え、先天性欠如歯に関連する治療法も説明されている重要な文献です。 - Proffit, W. R., Fields, H. W., & Sarver, D. M. (2018). “Contemporary Orthodontics” (6th ed.).
先天性欠如歯に対する矯正治療のアプローチを説明した矯正学の教科書です。 - Kravitz, N. D., & Kusnoto, B. (2017). “Management of Missing Teeth: A Review of Prosthetic and Orthodontic Approaches.” The Journal of Clinical Orthodontics, 51(4), 233-241.
欠如歯の管理方法として、インプラント、ブリッジ、矯正治療の組み合わせについて説明しています。 - American Association of Orthodontists (AAO). (2020). “Orthodontic Treatment for Missing Teeth.”
アメリカ矯正歯科学会による欠如歯を含む矯正治療に関するガイドライン。
https://www.aaoinfo.org